ビジネス英語で伝わるプレゼンテーションの進め方

プレゼンは相手理解が不可欠!英語なら相手の文化にも配慮

英語でのプレゼンを行う際に知っておきたいポイントとはどんなところでしょうか?
日本人にありがちな注意点、英語プレゼンで意識したい3つのポイント、聞き手の文化背景の理解の必要性について説明します。
ビジネス英語として成果を上げるプレゼンのコツを確認しましょう。

日本人にありがちなプレゼンの特徴

英語でプレゼンをする日本人によく見られる特徴を挙げてみたいと思います。いずれも、英語のプレゼンでは気を付けて解消していきたいポイントです。

型にはまりすぎ

日本語でも英語でもプレゼンテーションが必要になったとき、やり方とか型とかを調べますよね。プレゼン初心者にとっては仕方ないことですし、決して悪いことではないと思います。でも、その型に囚われたり、意識しすぎたりすると、本来の「伝える」が疎かになることもあります。

伝わるプレゼンの内容は、一括りにすることはできず、聞き手の数だけ存在するものです。その内容は、その回のプレゼンの聞き手に本当にフィットするかをいつも意識してプレゼンの準備をしましょう。

表現力が薄い

日本人は、表現力の幅が他国より乏しいと言われています。
声の抑揚、口の動き、表情、身体の動き、アイコンタクト、手のジェスチャーに至るまで、どこの国と比べても小さいのです。相手によってこれらの程度を調節する必要はありますが、全体的にいつもより大胆にいきましょう。

表現のすべてを大きくするというより、小さくすることも交えながら、表現の幅を広げることを意識しましょう。聞き手にとって分かりやすくなりますし、魅力的に映るはずです。

ネガティブ表現

日本人がプレゼンでよく使うのが謙遜や卑下する表現です。
日本人の聞き手に向けたプレゼンなら、許されるものかもしれません。

・新人でまだまだ未熟ですが…
・適任とはいえず僭越ですが…
・急な話で情報が十分でないのですが…
・良いプレゼンができるかわかりませんが…

英語でのプレゼンでは、これらはネガティブな表現となります。
せっかく忙しい時間を割いてくれた人たちに、そんな自分のプレゼンを聞かせようとしていることを伝えているのです。つまり、相手にとっていい話ができるかわからないけれど聞いてくださいと言っているようなものです。

本来、プレゼンは相手にメリットを提供する場です。
極端に言うと、タブーとも言えるので注意してポジティブな言葉を発するようにしましょう。

早口・声が小さい

ある程度英語力があったり、緊張していたりすると早口になりやすいです。
これは、聞き取りにくさの元凶です。自信なさ気に話されるプレゼンは、伝える内容についての自信のなさとして伝わってしまいます。
はっきりとした声と発音、速さで伝えることを心がけましょう。

英語でのプレゼンで意識したい3つのポイント

伝えたい内容をしっかりと伝え、成果を上げる英語のプレゼンのために意識したい3つのポイントをご紹介します。

沈黙の重要性

沈黙を恐れたり焦ったりして、畳みかけるように話すのはもったいないです。沈黙の間を怖がる必要は、まったくありません。

むしろ、意識的にプレゼンの中に投入されることをおすすめします。
沈黙は、聞き手に頭の中を整理させる役割を持っているからです。

同じテンポの話は、眠くなったり、大切な部分がぼやけたりするものです。
プレゼンの単調さを打開することにも繋がります。
聞き手が気付くほどの間を入れることで、「何だろう?」と注意を喚起できるのです。

そのあとに超重要な内容を話せば、その重要なことをきちんと受け止めてもらえるでしょう。言葉なしの沈黙のテクニックも成果を上げるために活用してください。

使い慣れた表現を駆使

伝わるプレゼンのためには、流暢さは大切です。
流暢な英語で話していくためには、使い慣れた表現を使っていきましょう。
つまり、慣れない言葉や難しい言葉を無暗に入れないということです。

まず、プレゼンで話す内容をあなたが理解していることが大前提。
頭の中の理解(イメージ)は、日本語で説明できれば十分です。
その理解を英語にするときに、改めて覚えなければならないような単語やフレーズは使いません。

どんな表現も自分の使い慣れた単語や表現で練習しておきましょう。
一字一句覚える棒読みプレゼンは、相手を退屈させてしまうので避けてください。そのためにも、慣れた単語と言い回しのほうがいいのです。

堂々と行う

プレゼンテーションは、堂々と、自信をもって行いましょう。
プレゼンの成果を左右するものは、言葉や資料の内容だけではありません。
プレゼンする人の雰囲気も重要な要素になるんですよ。
その雰囲気が、プレゼンで伝えること(たとえば製品・サービス・企画)の質やレベルを物語ることになるからです。

英語のプレゼンでは聞き手の文化を理解する

プレゼンでは、何をどう話そうかと自分サイドのことを考えてしまいがち。
伝わるプレゼンにするためには、相手のことをよく理解しておくことが大切です。現在は、英語圏の人に限らず、非英語圏の人を相手にする仕事も増えています。相手がどんな文化背景を持っているかをプレゼンに反映させることが大切です。

暗黙知を見極める

プレゼンの資料を準備するとき、分かりやすいように工夫を凝らしますよね。
まず、前提として、凝り過ぎないように気を付けましょう。
ムダなアイテムは入れません。

画像を挿入することもありますよね。
画像は文章に比べて、多くのメッセージを瞬時に伝える効果があります。
しかし、外国の人が相手の場合、日本人のあなたと同じイメージを抱くとは限りません。思っているよりギャップは大きいことが多いです。

そのイメージや解釈が一致していないと、あなたが伝えたいことは伝わらないのです。無効なアイテムにしないためにも、相手の文化を研究しましょう。
お仕事の情報なので気を付ける必要がありますが、聞き手と同じ国の人などに確認できるとベストですね。

プレゼン相手の国を理解して流れを作る

プレゼンの全体的な流れを作るときにも、相手の文化や特徴に配慮してみてください。各国で異なっているのでその配慮のポイントは一概にはいえません。
ここでは、中国の例を挙げてみます。

ある敏腕コンサルタントが中国の工場の立て直しのための戦略を立てました。
どのような立て直し戦略なのかを、現地メンバーにプレゼンで提案することになりました。プレゼンの内容、資料ともに完璧です。

最後に、そのコンサルタントが聞き手である中国人メンバーに「質問はありませんか」と聞きました。ここで、質問する人はいませんでした。
そのコンサルタントは、伝えるべきことは伝わり、プレゼンはうまくいったと思い込みます。

しかし、疑問や不明瞭な点が多いとして、彼の提案は受け入れられませんでした。質問は出なかったにも関わらず、です。

中国はメンツを重んじる国です。
プレゼンを聞いたあとに質問を返すことは「理解できない人」だと周りに受け取られ、恥だと捉える傾向があるそうです。さらに、終了時に質問することは、プレゼンターに「説明力がない」ことの証となるとも捉えているのです。
そのため中国人の聞き手たちは、自分やプレゼンターのメンツを潰さないために、その場で質問をしなかったのです。

この慣習をプレゼンターが事前に知っていたら、質問喚起の仕方やタイミングを工夫できたかもしれませんよね。

目的を達成するビジネス英語のプレゼン

プレゼンは、英語でも日本語でも、ただ話し伝えるのが目的ではありません。

何かの承認を得たり、契約を取り付けたり、その内容を社会に広げるという目的があります。それができて、はじめて仕事が進んだことになります。
これができる英語がビジネス英語なのだと私は思っています。

そのことをしっかり意識したとき、知って、考慮しなければならないことは、一辺倒な決まり文句だけではありません。
一つの型や決まり文句だけでは、いいプレゼンができあがらないのです。
準備の中に、聞き手についてのリサーチも必ず入れていきましょう。

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Kan

英語は私の世界を広げてくれるもの。 本当はツールでしかないのですが、ツールで片づけられない影響力。 英語の勉強も英語での経験も面白い! そんな経験をシェアできたら、嬉しいです。

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