日本の贈り物文化を英語で説明「お中元」と「お歳暮」編

日本の贈り物の文化、「お中元」と「お歳暮」を英語で説明するフレーズをご紹介!

みなさま、こんにちわ。

海外にはない「お中元」と「お歳暮」の習慣ですが、海外の方は、なぜ日本人は年に二回もギフトを贈るのか? 不思議に思っている方がたくさんいます。
日本人には毎年の風習になっている物ですが、改めて「なぜ?」と聞かれると言葉に詰まりますね。
本日は、「お中元」と「お歳暮」が始まった歴史から、日本の贈り物文化を英語で説明する際に使えるフレーズをご紹介したいと思います。

世界の贈り物文化

本題に入る前に、海外の面白いギフト文化をご紹介したいと思います。

海外でも「お中元」や「お歳暮」に似た文化があり、”Hamper”(ハンパー)と呼ばれています。ハンパーは「お中元」や「お歳暮」の様に毎年の時期は決まっていませんが、お世話になっている取引先にクリスマスプレゼントとして送ったり、新事業を始めた時、または出産祝いとして送ります。送るものですが、日本の様に箱に入ったギフトセットではなく、行事に関連のある物、例えばクリスマスの時はチョコレート、ワイン、その他のお菓子等をバスケットいっぱいに詰めて送ります。大きいものでは高さが1メートル程あります。また出産祝いでは、粉ミルク、ベビー服、ベビーオイル、出産後の栄養ドリンク等、日本では考えられない物がたくさん入っています。
英語で「お中元」と「お歳暮」を説明しても、なかなか分かってもらえない時は、”Ochugen and Oseibo is like Japanese way of hamper.”と言えば分かりやすいと思います。

また、私がニュージーランド留学から帰国の際に体験した贈り物文化ですが、ホストファミリーからとても素敵なネックレスと、値段もばっちり書かれたレシートを頂きました。レシート?!、とビックリする方が多いと思いますが、ニュージーランドでは結構あるパターンです。贈り物が気に入らなかった場合、サイズを変更したい場合等、お店にレシートを持っていけば交換をしてくれます。人への贈り物は難しいもので、趣味ではない物をもらっても無駄になってしまいますね。日本人にとっては理解が難しい風習ですが、逆に考えると無駄が無くとても合理的だと思いました。

お中元とお歳暮の説明

さて、ここからは本題に入りたいと思います。
お中元とお歳暮を英語で説明をすると、下記の様になります。

In Japan, we have a cultural tradition of sending gift in mid and end of year, a seasonal greeting. It call “Ochugen” and “Oseibo, send gifts to our business clients, relatives and doctors (teachers) etc to show appreciation for their kindness during the year.
This cultural tradition happen across Japan, most of department store set temporary “ gift corner” with thousands of different gifts during this period.
The popular gifts are high quality fruits, assortment of alcohol and sweets by famous patissier. The average price for gift is 3000-5000 yen but 5000-10000 yen may also be given.
Long time ago, gifts were mean to be presented directly in person, but it is more common to deliver from department store directly.

日本では「お中元」と「お歳暮」と言い、6月と年末に贈り物をする習慣があります。
これは日頃お世話になっている、会社の顧客、親戚や医師(教師)等に感謝の気持ちを込めて贈り物をするという習慣です。
この風習は日本全国にあり、この時期にはデパートに特設会場が設置され、たくさんのギフトが並びます。
人気のある贈り物は高級果物、アルコール類、そして有名なパティシエのスイーツなどです。通常は3000-5000円ですが、5000-10000円をかける人もいます。
昔はお世話になった方に直接渡しましたが、現在では主にデパートから配送をします。

お中元とお歳暮の歴史

英語でお中元とお歳暮を説明する際には、それぞれの歴史も含め説明をした方が楽しんでいただけると思います。実は我々も知らない、お中元とお歳暮の歴史を調べてみました。

お中元の歴史
The history of mid year gift (Chugen)

It is said that the origin of word “Chugen” is Chinese language. According to lunar calendar, “Chugen” is defined as July 15th, celebrate the birth of a god in Taoism, a Chinese relgion.
In this day, people proposed offering such as rice, noodles, sweets and fruits. In the same day, there is Buddhist event to celebrate the spirit of the ancestors, proposed offerings to temple and family buddhist altar.
Afterwards, these offering cultures in Chinato has change into “Chugen” culture in Japan., send gifts to family and relatives.

「お中元」の言葉の由来は中国語の「中元」から来ています。旧暦の「中元」は7月15日の事で、道教の神が誕生した日と言われています。この日、人々は米、麺、お菓子、果物等を神に供えました。
これと同じ日(7月15)は仏教徒では祖先を敬う日(日本のお盆にあたる日)が行われ、お寺やお仏壇にお供え物をしました。
その後この文化は日本の「お中元」になり、家族や親せきに贈り物をしたという由来があります。

お歳暮の歴史
The history of year-end gift (Oseibo)

Japan have a custom of proposing offering to our ancestors in New Year. It is said that this is the origin of “ Oseibo” tradition. In the Muromachi period, people start to give “ Oseibo” and in the Edo Era, it spread to the whole Japan as a general custom.
During this period, common gifts were fish, rice cake and dried seafood such as squid etc, something we offer to our ancestor during New Years Day.
At end of the year, people visited their family and relatives to bring “ Oseibo” or send it to their hometown after marriage or those who can not go back to their hometown during New Year.
This is the origin of “ Oseibo” culture and we now send gift to our business partners, relatives and parents in hometown.

日本にはお正月に祖先にお供え物をする習慣があり、これが「お歳暮」の由来とも言われています。室町時代に「お歳暮」の文化が始まり、江戸時代には日本中に知れ渡ったようです。この時代のお歳暮は、正月に備える魚、餅、するめの様な乾物でした。これらのお供え物を正月前に家族や親戚に持って行き、結婚等で実家を出た者は実家に贈ったようです。
現在では取引先、親戚や家族に「お歳暮」を送るようになりました。

日本の贈り物文化

ここでは短い文章で説明ができる、日本の贈り物文化を英語で説明しています。

Bring some gifts (omiyage) such as food, drinks or flowers when you visit someone. It is pretty rude to visit without omiyage.
誰かの家を訪問する時は、お土産(食べ物、飲み物、お花等)を持っていくこと。何も持って行かないことは失礼にあたる。

The price of gift is quite sensitive in Japan. Receiving valuable gifts need and equal or half price of the gift in return. consider well when you are giving expensive gifts.
日本では贈り物の値段に気を使うべきだ。高価なものをもらうと、同等または半額程の贈り物を返す風習がある。

Giving cash is normal for ceremonies like funerals, weddings, and New Year. Remember to use new notes with special envelopes.
お葬式、結婚式やお正月には現金をあげる習慣がある。その際は新札を用意しのし袋に入れること。

In formal situation, it is impolite to open a gift as soon as you receive it or ask the giver if you can open in casual situation.
フォーマルな場所ではもらったギフトはすぐに開けないこと。カジュアルな場面では、送り主に開けてよいか一言聞く事。
*海外の風習はこの逆で、もらったプレゼントはその場で開けることがマナーです。

まとめ

皆さまにお中元とお歳暮をご紹介するにあたり、歴史を調べてみました。今まで知らなかった事がたくさんありましたが、共通している点は神や祖先への供え物が基になっていることが分かり、昔の人々が神や祖先を大切にしていたことが分かりました。
現代ではお中元やお歳暮を贈り人が少なくなっていると言われていますが、年に二度の贈り物で、お世話になった方々に感謝の気持ちを表してはいかがでしょうか。

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SachiyoFujimori

2歳から5年程を東南アジアで過ごし、その後も海外を渡り歩くがやはり日本が一番と実感。現在は東京の製薬会社で主に翻訳を担当。 英語の交渉事はお任せください。

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