代表的なアメリカ英語とイギリス英語の違い

各国の英語の特徴って? アメリカ英語とイギリス英語の違い

みなさま、こんにちは!

イギリス英語を話す方にTeaに呼ばれて、困ったことはありませんか?

アメリカ英語でTeaはお茶ですが、イギリス英語ではいわゆるDinnerを意味します。
本日はアメリカ英語とイギリス英語の違いをご紹介したいと思います。

イギリス英語の特徴

みなさまはきっとアメリカ英語に慣れていると思いますので、最初に少しイギリス英語の特徴をご説明したいと思います。

付加疑問とCould, Would

口語の場合、イギリス英語では付加疑問とCould, Wouldを多く使用します。

Judy: Hi Keiko, how are you?
Keiko: Hi Judy, long time no see. I’m good, just feel tired these few days.
Judy: Yes, I know. It’s very cold, isn’t it? 
Keiko: Yeah, the weather is horrible this month.

上記の会話で
It’s very cold, isn’t it?

と言いましたが、付加疑問を付けることで「~ですよね」とフレンドリーなニュアンスになります。
日常生活でも良くaren’t you?やdon’t you?も使われますので、自然に会話の中で使用できれば、あなたはもうブリティッシュですね!
また、日本では丁寧語として学ぶ CouldとWouldも家族や友人など日常的に使用されます。
下記の会話の様に食事時に「塩を取って」という時も、Can等を使用せずCouldやWouldを使用することが多いです。
Judy: Keiko, would you pass me the salt please?
Keiko: Sure.
Judy: Thank you.

Could you~? やWould you mind? など、丁寧な表現を日常的に使用します。
下記の例文の様に、

Would it be possible to come with me?
私と一緒に来ていただけますか?

など、アメリカ英語では、超丁寧語をイギリス英語では普通に使用します。

舌を巻かない

イギリス人はアメリカ人と比べ、声が小さくモゴモゴ話す人が多い印象です。英語ではmumbling と言いい、アメリカ英語を聞きなれている人は、イギリス英語が聞き取りにくいと思います。特に日本人が苦手としている「R」の発音はアメリカほど下を巻きません。
しかしイギリスでは話す英語により階級が分かると言われているので、発音や話す語彙は子供のころから厳しく教えられます。

時間の言い方

アメリカで時間を聞いた場合、5時10分を

“It’s five ten.”と言いますが、
イギリスでは
“It’s ten past five.” (5時10分過ぎの様なニュアンスです)

と言います。
イギリスで時間を聞き、five to six (6時5分前)などと言われると戸惑ってしまいますよね。

スペルの違い

さて、イギリス英語の特徴をご説明しましたので、スペルや文法等の代表的な違いをご説明していきたいと思います。
みなさまはNoah Websterをご存知ですか?彼はアメリカの学問・教育の父」と呼ばれWebster’s Dictionaryを出版した人物です。彼が辞書「An American Dictionary of English Language」を出版するまでアメリカでは地域によってスペルや発音が異なっていたため、Websterこの辞書によってアメリカ英語が標準化されることを望んでいたとのことです。
アメリカ英語とイギリス英語のスペルの違いで代表的なものは、-ize(アメリカ英語) で終わる単語が、イギリス英語では-ise、-er(アメリカ英語)、-re (イギリス英語)です。

British-US
Centre-center
fibre-fiber
litre-liter
theatre/theater-theatre
colour-color
flavour-flavor
humour -humor
labour-labor
neighbour-neighbor
apologize/apologise-apologize
organize/organise-organize
recognize/recognise-recognize

stabilizeやorganizeの様に単語が-ize で終わるアメリカ英語ですが、イギリス英語ではstabilise やorganise, の様に-iseで終わります。
メールのスペルチェックを使用している方はお気づきだと思いますが、デフォルトでUS Englishに設定されており、イギリス式のスペルを使用するとスペルチェックが入ります。
イギリス人の友人や、ビジネスパートナーがイギリスの方はぜひ、この時ばかりはイギリス式のスペルをしようしてみてはいかがでしょうか。少しでも親近感を抱いてもらえるといいですね!

ボキャブラリーの違い

アメリカ英語とイギリス英語の間には同じ意味でも、使用する単語が異なる事が多くあります。
flat-apartment
university-college
holiday-vacation
chips(french) - fries
chemist’s-drugstore
biscuit-cookie
Tea -dinner

ここで少し私の体験談ですが、ニュージーランドに住んでいた頃、現地の方から夕方のTeaに呼ばれたことがありました。

Judy: Would you like to come for tea tomorrow night?
Fujimori: Yes, I would love to.
Judy: Ok, you can come around 5 pm.
Fujimori: …….? Ok, see you tomorrow.

上記の様な会話がありましたが、私は5時にお茶????という気持ちを引きずったままケーキとクッキーを持って、「5時のお茶」に行きました。
いざJudyの家に行ってみると、ニュージーランドでよくふるまわれる、ラムのロースト、クマラ(日本のさつまいも)、サラダ等のDinnerが準備されていました。イギリス英語ではDinnerをTeaという事が多くあります。その後、ニュージーランドにホームステイをした時も、夜ご飯が出来上がると、”Tea is ready” 「ご飯ですよ」と言われました。

また、レストランに行くと
” Would you like chips or baked potato?”
「フライドポテトかベイクドポテト、どちらになさいますか?」

と聞かれますが、chipsはポテトチップスの事ではなくフライドポテトの事です。FriesやFrench friesはアメリカ英語ですので、日本人には馴染みの深いものですね。他にも食べ物ですとcookies「クッキー」とbiscuits 「ビスケット」です。ニュージーランドで暮らしていた頃、cookies「クッキー」と言う単語はあまり聞いたことがありません。

文法の違い

今までは口語の違いをご紹介してきましたが、文法的な違いをご説明いたします。

前置詞

(英)I’m going to a party at the weekend.
(米)I’m going to a party on the weekend.

What are you doing at Christmas?
What are you doing on Christmas?

Monday to Friday.
Monday through Friday.

It’s different from/to the others.
It’s different from/than the others.

過去形 vs 現在完了

アメリカ英語の特徴としては、「最近起こったこと」に対しては過去形を使用し、イギリス英語は現在完了を好んで使用するという事です。日本では、“以前の話”に対しては過去形を使用すると習いますが、イギリス英語では現在完了を使用します。

I’ve eaten too much.
I ate too much.

I’ve been to the shop.
I went to the store.

Monday to Friday.
Monday through Friday.

I feel headache since I have studied too much.
I feel headache since I studied too much.

Have you got the newspaper?
Did you get the newspaper?

またgetの過去分詞ですが、イギリス英語では“got.”を使用します。

(英)get — got — got 
I’ve not got any news about him.

(米)get — got — gotten
I haven’t gotten any news about him.

可算名詞と不可算名詞

イギリス英語では、グループ(committee, government, team, 等) は単数と複数形の両方で使用されますが、アメリカ英語では単数形で使用されます。

The government are doing everything they can during this crisis.
The government is doing everything it can during this crisis.

My team are winning.
My team is winning.

規則動詞と不規則動詞

イギリス英語では不規則動詞(leapt, dreamt, burnt, learnt)が多く使用され、アメリカ英語では規則動詞(leaped, dreamed, burned, learned)が使用されます。

イギリス英語を学びたい方へ

イギリス英語の発音や良く使われるフレーズを学びたい方は、やはりイギリスの映画や音楽を聞く事をお勧めします。

音楽

One directionをご存知ですか?
現在は活動を休止しているようですが、有名な4人組の歌手です。イギリス英語(スコットランドも入っているようです)の発音が学べる代表的な歌手です。あまりイギリス英語になじみのない方でもアメリカの発音との違いははっきり分かると思います。
違いのわかる主な単語としては、

Turn(ターン)→トゥーン
Come(カム)→コム
Door (ドアー)→ドー

あまり舌を巻いた発音をしないので、日本人には聞き取りやすいと思います。

映画

イギリス英語を学ぶためのお勧めの映画は、

About a Boy(アバウト・ア・ボーイ)
Bridget Jones’ Diary(ブリジェット・ジョーンズの日記)
Love, Actually(ラブ・アクチュアリー)

です。
その他にもイギリス人のハリウッド俳優、ヒュー・グラントが出ている映画はお勧めです。

まとめ

本日はイギリス英語とアメリカ英語の違いをご紹介しましたが、大きな違いは無く英語である事には違いはありません。
友人でこんな事を言っている人がいました。
“アメリカ人はあまりミルクティーを飲むことは無いが、イギリスでは濃い紅茶にミルクを入れることが一般的です。ミルクティーでもストレートでも、大本は「紅茶」。イギリス英語でもアメリカ英語でも、根本的な事は同じ。”
みなさまも色々な国の英語を知る機会をぜひ作ってみてください!

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SachiyoFujimori

2歳から5年程を東南アジアで過ごし、その後も海外を渡り歩くがやはり日本が一番と実感。現在は東京の製薬会社で主に翻訳を担当。 英語の交渉事はお任せください。

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